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2011高校野球選手権大会の感想


 今年の夏の高校野球、93回選手権大会が、
昨日、日大三高の優勝で幕を閉じました。



 決勝は光星学院と。前半はなかなか競った内容でしたが、
後半は日大三高の猛攻で終幕。11-0のスコアで
日大三高の完勝でした。



 日大三高は春16強の日本文理、白根投手を中心に
力がある開星、春8強の智弁和歌山、
春の関東を制した習志野、昨春から実力があった関西、
と名だたる強豪ばかりと当たり、さらにほとんど優位に
試合を運び勝利、という結果に、本当に強い勝ち上がり
やなぁ、と感服せざるを得ない優勝でした。

 攻めも守りもスキがなく、チャンスで出る長打に
好投手、吉永投手の存在で、終わってみれば文句なしでした。

 2001年の優勝の時は打率が話題になったのですが、
今回は、その時よりも強いのでは・・・と個人的に思いました。


 日大三高、優勝おめでとう!




 対する光星学院は、春の時点でレベルの高さが感じられる
完成度でしたが、今夏は、さらにパワーアップした感じでした。
 打線は強力、投手陣も秋田・川上両投手を擁する安定感。
東北勢の初優勝も期待したくなる戦力でした。
 惜しくも敗退しましたが、震災があった春先は大変だったなか、
選抜も選手権も強い所は見られました。
 また、強いチームを作って、今度は優勝まで頑張って欲しいものです。
・・・できれば、もうちょい青森県の選手をレギュラーに入った
状態なら文句がないですが(;^^)。




 関西(かんぜい)は準決勝こそ大差で敗退しましたが、
去年春からずっと優勝候補に挙げられる中で結果が出せず、
苦労し続けたのが、やっとこさ報われる内容で終わることが
できたと思います。

 今までと違っていたのは水原投手がエースで、堅田投手が
二番手に回ったこと。堅田投手の方には”技”がありましたが、
今夏の水原投手には安定感があったと思いました。
 その両輪が今夏、活躍したのもよかったです。

 また、堅田選手としては、攻撃面で大活躍でした。
難しい内側の低い球をはじき返したヒットには、
すごい柔軟性を感じました。打者としての素質の開花に
つながるのなら、それもまたよし、と思いました。

 また、初戦の九国大付戦はものすごい好ゲームでしたが、
九国大付の選手ももちろんですが、関西の選手たちの
”気持ち”がよく入っていた、と、テレビ観戦ながら、
よく感じられました。個人的に関西は好きな方で、
よく試合を追いかけている方なので、良かったなぁ、と
思いました(^^)。




 もうひとつのベスト4の作新は、本当にノーマークで
びっくりしましたw。攻撃力が良く、守備力も大谷投手を
中心に手堅く、大崩れしにくいタイプの好チームだったと
思います。夏はこうしたびっくりチームが出てくるのも
面白いところの一つですね。



 習志野は評判通りの好チームでした。日大三高戦は
0-5というスコアでしたが、それほど開いた試合では
ありませんでした。初回のスクイズが成功していれば
局面はまた違ってたかも知れませんね。



 智弁学園もなかなかバランスが取れていました。
横浜戦の最終回はすごかったですね(;^^)。
 秋の近畿大会で初戦敗退し、夏に全国上位に来る、
というのは、小坂監督が選手時代のH7の時とよく似ていますが、
前の方が強かった印象は否めないものの、
今回も良かったと思います。



 意外と(?)初めてのベスト8の如水館は、
3試合連続延長勝利はもちろん強烈ですが、
後に控える浜田投手の存在感が印象に残りました。
 粘り強い好チームだったと思います。
これからまた強くなりそう。



 3回戦まででは、白根投手を中心とした開星が
今までの不安定さと違い、評判通りの強さを
示してくれました。


 打ちあいになると思っていた日大三高戦で
守り合った智弁和歌山も、春よりも成長してました。


 金沢は釜田投手が評判通りで、
打力が増していたのがより成長できていてよかったです。
 唐津商業も似た感じ。昨秋から評判の北方悠誠(ゆうじょう)
投手も評判通りで、総合力の高さを感じました。


 八幡商業もノーマークでしたが、初戦を
見る限りでも、よく打つし、ピッチャーもなかなかですし、
良かったです。
 また、新湊もよく似た感じで良いチームでした。
ぶっちゃけ、富山は新湊が出たら、勝つし、好勝負するし、
応援もすごいし、で、一番盛り上がりますね(^^)。



 白樺学園は満塁ホームランなど、長打力に、
守備も粘り強かったいいチームでした。



 健大高崎は、初出場ながら、地に足がついたプレイが
できていて、さらにレベルも高く、好チームでした。
 そして校歌もインパクト大w。”Be Together”は
まだありでしょうが、”Wow Wow”には参りましたw。


 英明は評判の松本投手を中心に手堅い感じが
良かったです。もうちょい打線が良ければ・・・。



 念願の初出場の柏原は、如水館にこそ競り負けましたが、
初戦の力強い試合運びや、攻守ともに上々な好チームでした。
 出てきてよかった( ´∀`)。これからもどんどん出てきてほしいです。



 やや振るわなかった九州勢でも、
九国大付、海星、日南学園、明豊といったあたりは、
強さの片りんは見せられたと思いました。


 東北勢は前に挙げた光星学院も含め、
どこも大健闘したと思います。
 鶴商学園から校名変更して初の甲子園の鶴岡東は
粘り強く智弁と接戦し、古川工業も中盤以降は意地を
みせてくれました。
 
 

 花巻東は帝京と大接戦。菊池雄星投手がいた時の
チームとよく似た、大エース・大谷投手を中心に、
攻撃力も力強いものがある好チームで、
その力を強豪相手に見せてきました。
 初戦敗退するには押しすぎるチームでした。


 聖光学院は宮崎の強豪・日南学園と接戦し、
金沢ともレベルが高い試合を展開しました。
 歳内投手も評判通りの活躍でしたが、
もうちょい攻撃がよければ・・・と思いました。
 でも好チームであったことは間違いなかったと思います。



 そして、個人的に一番好印象に残ったチーム、
能代商業の奮闘ぶりは、今大会で一番の見どころでした!
 去年は鹿実に15-0の手も足も出ない完敗。
そこから立ちあがったチームは、派手さはないけど、
エース保坂投手を中心に、力強くなっていました。

 初戦の神村学園戦で6回の逆転で、
鹿児島代表に競り勝ち、秋田勢の連敗を止め、
好投手を擁する英明戦は打たれながらもしっかり守り、
少ないチャンスを十二分に生かしての勝利、
如水館戦も、かなりきわどい展開もありましたが、
それをしのぎきったものの、延長12回の末に惜敗、
というものでした。

 まぁ、12回の点の入り方は、
双方ともにあんまり良くない入り方ではありましたが、
本当に精一杯やった結果ですし、
総合的に良かったので、良かったものとしたいです。


 昨年の惨敗からの再挑戦でのそれら3戦は、
一番の見どころとして挙げるにふさわしいものでした。
 本当、能代商業、よく頑張りました( ´∀`)。
2年後には、能代北と統合する、ということで、
今までの能代商業を見られるのは、ごくわずかですが、
最後に、もっともっと活躍してほしいと思います(^^)。


 あと、個人的に、秋田勢は強いチームでしっくりきます。
高校野球に入った時は、秋田経法大付、秋田、金足農業と
いったあたりが強かった頃、ということもありますが。




 最後に、我が兵庫代表の東洋も、ベスト8と、よく頑張りました。
 原投手の実力はまず挙げられますし、
初戦の藤田監督の勘違いも印象深いですが(笑)、
それでもしっかりと抑えられる岩谷投手と守備陣という
しっかりした守備と、そんな守備からリズムを作り、
少ないチャンスをものにする、という東洋のチームカラーが
良い形で出ました。
 ただ、惜敗した光星学院戦を中心に、
もうちょい攻撃力があれば・・・という面もありましたが(;^^)。


 やっぱ、東洋ばりの守備力と、攻撃力が
そこそこいいものがある、というぐらいでないと、
全国の上位進出、というのは難しいのでしょうね;。

 印象に残った試合は、今大会はかなり多いのですが、
なるべく絞って挙げてみると・・・

健大高崎ー今治西、聖光学院ー日南学園・金沢、
帝京ー花巻東、如水館ー関商工・柏原・能代商業、
東洋ー海星・新湊、光星学院、関西ー九国大付、
白樺学園ー智弁和歌山、
習志野ー金沢・日大三、日大三ー開星、智弁和歌山、

・・・といったあたりです。
 なんかもう、前半でいい所の8割ぐらいは出てしまって、
決勝があんなことになってしまった、と思わずにはいられませんw。



 試合といえば、終盤のもつれや満塁ホームランが
よく目立った大会でもありました。
 あえてその中で一番といえば、帝京ー八幡商業の
遠藤選手の9回土壇場満塁ホームランですね。
ほへ~っ・・・ヴォースゲー!!!!!って感じでしたw。


 こんな感じで、今大会は、ベスト8あたりまでは、
近年でもかなり面白い大会で良かったです( ´∀`)。




 これから、だんだん、夏の終わりを感じるところ
ですが、同時に、秋への戦いも始まっています。

 また、その前に、軟式野球の日本一を決める
大会も、もうすぐ始まります。これも兵庫の神戸学院大付を
中心に、楽しみにしたいです。



 とりあえず、93回選手権についてはこんなところでした。

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